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くの字の平屋
- 竣工年月
- 2020年11月
- 工法
- 木造軸組
- 所在地
- 三重県
落ち着いた街並みで目を引くスタイリッシュな平屋。
コの字ではなく、ゆるやかな「くの字」を描いている外観が印象的。
自由度と予算面から弊社に依頼を頂き、
オーナー様の考えた間取りをベースに相談致しました。
住んでから2匹の愛犬を飼い始め、のびやかに暮らしているとのこと。
「ウッドデッキやリビングのソファで寛ぐ時間が好きです」と
お教えいただきました。
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台形の敷地に沿うように建てた、くの字の平屋。「ガルバリウム外壁は同社のおすすめでシルバーにして満足です。玄関ドアはおしゃれな引き戸にこだわりました」。室内ドアもトイレと浴室以外はすべて引き戸にし、開放的に暮らしている。
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絵になるキッチン空間には、オーナーのこだわりが凝縮。モダンなグレーのキッチンはショールームの看板商品に一目ぼれし採用。イチョウの一枚板を繋げたカウンター&ダイニングテーブルを美しく一体化させた。中心に立つ大黒柱は、縁起がよい木とされる槐(えんじゅ)を弊社から提案しました。
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勾配天井が抜群の開放感をもたらすLDK。リビングドアを開けた時の目隠しとして、グレーの間仕切り壁を配置し、壁付けTVをすっきり納めました。ダイニングキッチン上の天井のせり出しもオーナーのアイデアで、間接照明を自分で取り付けたそうです。
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床はタモ、天井は杉の柾目板で上品に仕上げたLDK。暮らして4年目とは思えないほど、無垢の美しさが際立つ。「樹種は同社にお任せして選んでもらいました」とのことで、プロの目利きが成功の秘訣。水回りまでタモ床という上質仕様はうらやましい限りです。
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玄関ポーチと一体にしたウッドデッキもオーナーのイメージ通り。深い軒には杉板を贅沢に張り、ウッドデッキの建材も同じ方向にして統一感を出しました。端材で自ら造ったベンチでリラックスする時間がお気に入りだとか。LDKの一角に設けた網戸付きのスリット窓も、光と風通しに重宝しています。
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ゆとりのある玄関から、土間収納を通ってパントリーに直結する家事ラク動線。モルタル調の壁紙に木の造作棚が映える。「可動棚なので、靴から愛犬の洋服までたっぷりとしまえます。棚板が足りなくて、後から追加してもらいました」
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食品から生活用品まで片付くパントリーがキッチンと直結。カップボードは大工職人が手づくりしてコストダウンにつなげた。「真ん中はオープンな食器棚にし、左右に扉を付けてゴミ箱などを隠しています。上に置いた家電が窓に重ならないよう、高さを調整してもらいました」
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LDKと水回りが隣接する時短動線がうれしい。洗面脱衣室は引き戸で目隠しでき、ゲストに生活感を見せずにすむ。「ガス乾燥機は絶対ほしかったので、洗面脱衣室を広く取りました。くの字の間取りにより鋭角なすき間ができたので、棚として活用しています」
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LDKと個室は廊下によって切り離し、プライベートをしっかりと線引き。廊下に生まれたすき間も棚にして、本棚やロボット掃除機の基地にしているそうです。建具が多いので、すべて白にして空間にすっきりと馴染ませました。
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3つの洋室は天井高を少し上げて、梁を見せてアクセントにしている。寝室のウォークインクロゼットは棚中心のスタイル。華やかな壁紙を効かせてあり、アパレルショップの雰囲気。